ゆるーく考えるtoraneko

私は、真ん中を歩きたい

戦争反対と原発反対の違い -ロシアのウクライナ侵攻にみる

ウクライナにロシアが侵攻してから、一ヶ月半ほどが経過した。海外メディアでは、warという言葉を使っているから、これは日本語でも戦争と表現になるだろう

時間が経つにつれて、徐々に現地の様子が分かってきた。破壊された建造物、モザイクがかかった遺体など、惨状は見るに耐えない

 

話は変わり、タイトルに原発と入れたが、東日本大地震で発生した原発事故で多くの人が住み慣れた地を追われた。時を同じくして、原発は危ない、反対だとの意見が多数派となり、安全性が確認できるまで稼働を停止することとなった。

それから、10年ほど経ち、イギリスでは原発新設計画があるという。エネルギー価格の高騰のため、安いリソースを使い、エネルギー自給率を高めるという。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220408/k10013572501000.html

 

戦争反対とか原発反対とか、よく道路でデモを行なってそうなトピックだけど、私はこの二つに明確な違いがあると思う

原発は電気エネルギーを得る手段であり、別にそれ自体は悪ではない。もちろん危険性があるから、他の発電オプションと比較した上で、使用するか判断すれば良い。事故が発生したら、周辺国まで影響するから、その辺りも考慮した上で説得の必要もあるかも知れない。

 

戦争は悪である。これは断言できる。人を殺すのは犯罪だと言われているのに、戦争の中では事実人が亡くなっている。あれやこれや政治的な、あるいは歴史や国際情勢上の理由は付けれるかと知れないが、人を殺すという個人では犯罪とされることを国がしているのだ。常任理事国が主体であることも問題だ。(これについては別途述べたい

 

だから戦争はいいとか悪いとかではなく、明らかにダメなのである。私は法学者ではないので、法律に沿った解釈はできないので、人と国家の違いは論ぜないが、

哲学的に、なんで人は殺しちゃだめだの?の問いに、仮に肯定的な主張が通るようなら戦争も肯定されるのかもしれない

そうでない世界を切に願うし、私もそうならないよう社会に関わりたい